小須戸の商店街、見知った顔が店先を通ると店内に招いてお茶を振る舞うのが伝統になっている。
そんな"おもてなしの精神"が生きるこの町ではラーメンの注文まで缶コーヒーでもてなすのか…初めて入った店だけに強く印象づけられたが聞くところによると、ここ「山田食堂」特有のサービスだった。
私は戸惑いつつ置かれた缶コーヒーを眺めながらラーメンをすすり、そのまま持ち帰るという無粋なマネをしてしまったが地元ではラーメンを食しながら頂くのが流儀のようだ
取り立てて特徴のない基本ゆるい味だが、何故か始めからしっかり乗っている山盛りのコショウといい、キンキンに冷えた缶コーヒーといい、そこはかと有無を言わせぬ信念のようなものが伝わってくる。町の人は言う、これは子供の頃から慣れ親しんだ故郷の味、最後はこのラーメンに帰ってくる、と。その信念は町の人の心をしっかりと掴んでいるようだ。私は自身の小須戸暦の浅さを実感し同時に羨ましく思うのを禁じ得なかった。
この週末、私は再びこの店ののれんをくぐるだろう。そしてこの先何度この町に訪れたとしても、ラーメンに缶コーヒーは…ないです(笑)
缶コーヒー付きラーメン¥500、お得かどうかは、あなた次第!
小須戸ARTプロジェクト2014は19日まで。最後の週末のお越しをお待ちしてます!一緒にラーメン食べましょっ!
小須戸ARTプロジェクト2014
http://satsumaya.web.fc2.com/ARTP2014/ARTP2014top.html