「芸術の秋」と言い出したのは誰なのでしょうか?なんてどうでもいいけど、真夏のような暑い一日でした。
それでも空は高く、澄んでいます。うだった脳も濁った目もリセットされて、ものがよく見えてくる季節。
あ、それで芸術の秋…腑に落ちました。
乾ききった細胞の隅々にまで、潤いを与えるべく、久喜市で開かれている、アートイベント「分岐点」を観に足を運びました。全員久喜市在住の現代作家で構成された、展覧会。会場となっているのは、旧栗橋小学校の校舎や体育館内。久喜って何処?<ハイ、埼玉県です。
頭の上に蓮花が咲いています。小高氏の作品、蓮の花はどんなに濁った水からでも花を咲かせることから、仏教的に浄化のシンボルですね。私の頭の上にもきれいに咲くでしょう。
わー、ワニが回ってるー、あはははははー…
失礼、タムラ氏の作品ですね。彼の作品を前にすると、意味に何の意味があるのだろうと、堂々巡りしてしまいます。
ところかわって、松戸です。この秋に開催される、松戸アートラインの見学説明会に参加して来ました。アートと地域の融合を試みるプロジェクトが各地で盛んに行われています。アートも「書を捨てよ町へ出よう」です。松戸酒場、ストレートなネーミングに惹かれました。蛤、気になりますね。松戸って何処よ?<千葉県です。
たくさん集まりましたね。なぞの集団に注がれる町の人の、訝しげな視線を背中に、町を練り歩くのでした。
松戸神社。
ここも展示の候補地。
江戸川の土手を上ると、急に視界が開けて、陽が傾き始めているのに気付いた。光と影のコントラストが、夏と違ってクッキリしてますね。さて、アートとのステキな出会いが待っています。町に繰り出しましょうか。